クレハは3月26日、グループ会社であるKureha Americaを通じ、米国スタートアップ企業であるZーPolymersへのシリーズシードラウンドでの出資を行ったことを発表した。
ZーPolymersは、液晶ポリマー(LCP)技術を基盤とした次世代ポリマーの開発に取り組む、先進材料分野のアーリーステージ・スタートアップ企業である。ZーPolymers独自のTullomerプラットフォームにより、機械特性および耐熱性において、従来のLCP繊維やアラミドに代表される高性能繊維をも上回る性能が実現される。ZーPolymersはまた、市販のデスクトップ型3Dプリンターで使用可能な3Dプリント用フィラメントを開発していく。同プラットフォームを通じて、医療、航空宇宙、産業、エネルギー分野など、幅広い分野での製品応用が期待されている。
同社はZーPolymersと共同開発契約を締結し、ハイエンドの新規繊維アプリケーション開発を進めている。今回のZーPolymersへの出資を通じ、ZーPolymersとの戦略的パートナーシップを深化させ、共同開発を加速することで同社は、海事、エネルギー、ICTなどの重点分野において、両社の事業ポートフォリオの拡大を目指す。
同社は、外部とのオープンイノベーションを通じた新規探索と育成を重点施策として掲げている。有望技術を保有する国内外スタートアップとの連携を積極的に推進し、持続的な成長に向けた新事業創出を進めていくとしている。
