藤倉コンポジットの26年3月期第3四半期連結決算は、売上高が298億7100万円、営業利益は35億7000万円で同1・0%減、経常利益は37億9300万円で同0・9%減、四半期純利益は27億8500万円で同9・1%減となった。
セグメントのうち、産業用資材の売上高は174億500万円、営業利益は4億8900万円で同222・4%増となった。工業用品部門は、中国において自動車市場に加え住宅設備市場が依然として低調に推移しており、また北米において汎用エンジン等を扱うローカル企業の受注が振るわず、減収となった。一方で、国内の自動車関連部品及び住宅設備関連部品は受注が回復傾向にあり、増収増益となった。
制御機器部門は、今期堅調であった台湾でのAI半導体の設備投資が一段落し、中国向けを中心にその他半導体及び液晶製造装置への投資も低調に推移した。
一般産業部品と自動車関連部品は増収となったものの、液晶・半導体市場の影響が大きく、また一部中国向け医療関連部品の減産もあり、減収減益となった。
引布加工品の売上高が25億1500万円で同17・6%増、営業利益は300万円(前年同期は1億800万円の損失)となった。電気・電子向けの部材や自動車関連部品の受注が好調に推移しており、増収増益となった。
加工品部門では、舶用品において小型船舶用の新型救命浮器の出荷が増加したほか、防衛関連製品や変圧器向け部品の受注も好調に推移し、前期の営業損失から営業利益に転じた。
スポーツ用品の売上高が96億8900万円で同3・7%減、営業利益は36億6900万円で同11・0%減となった。ゴルフ用カーボンシャフト部門は、国内市場では物価高騰による影響、アジア地域では韓国市場を中心に景気の低迷、そして北米市場においては米国の物価高騰による消費減退の影響などもあり、減収減益となった。このような環境の中、同社は『VENTUS』シリーズの最新モデル『26 VENTUS TR BLUE』をグローバル展開し、すべての地域において売上拡大を目指している。
アウトドア用品部門では、季節商品の一部入荷遅延が発生し、引き続き低調に推移した。
26年3月期通期連結業績予想は、売上高は407億円で前期比0・2%増、営業利益は50億円で同7・6%増、経常利益は52億円で同6・6%増、当期純利益は38億円で同1・7%増を見込んでいる。
