産業用製品は損失幅縮小 オカモトの4~12月期

2026年02月13日

ゴムタイムス社

 オカモトの26年3月期第3四半期売上高は806億7900万円で前年同期比2・9%減、営業利益は43億200万円で同39・5%減、経常利益は62億2300万円で同26・3%減、四半期純利益は36億2600万円で同28・6%減となった。

 セグメント別では、産業用製品の売上高は562億9600万円で同0・5%減、セグメント損失は1億6200万円(前年同期は12億3300万円の利益)となった。一般用フイルムは、市況低迷傾向も他社品の取り込みが進み売上増となった。工業用フイルムは、半導体関係が堅調に推移し売上増となった。建材用フイルムは、床材、鋼板用を中心に好調に推移し売上増となった。
 多層フイルムは、国内食品向けの採用増により売上増となった。壁紙は、住宅着工戸数の減少の影響で売上減となった。農業用フイルムは、価格改定の効果と高付加価値品等の拡販により売上増となった。
 自動車内装材は、中国では自動車販売価格見直しがあり売上増だったが、需要先モデルチェンジ延期の影響による北米子会社の在庫調整及び為替の影響があり、全体で売上減となった。フレキシブルコンテナは、石油化学向けの需要が減少したが積極的に受注を行い売上増となった。
 粘着テープは、包装用の足元の需要が堅調で売上前年並みとなった。工業テープは、電材用・車両用の需要が低迷し、売上減となった。食品衛生用品のうち、ラップは新規採用、外食需要復調及び小巻ラップ拡販の効果で売上増となった。
 食品用手袋は、競合他社とのシェア獲得競争が激化し売上減となった。食品吸水・脱水シートであるピチット製品は、外食向けが堅調だったが、食品加工向けの足元の漁獲高が不安定であった影響により、売上前年並みとなった。研磨布紙等は、研磨布紙が横ばいで推移した一方OA部材機材が減少し、売上減となった。

 生活用品の売上高は241億9700万円で同8・0%減、セグメント利益は58億7200万円で同20・0%減。コンドームは、国内消費者需要は堅調だったがインバウンド需要の減少が見られ、また、海外向けが主に中国景気低迷の影響により減少し、売上減となった。浣腸は、主要卸店からの受注増により売上増となった。
 除湿剤は、梅雨・秋雨の降雨量減少及び秋口の低温の影響で売上減となった。カイロは、新規導入企業の増加及び前年より気温が低くなったことがあり、売上増となった。手袋は、家庭用手袋は大手得意先取引減少のため売上減となった。
 医療用手袋は価格競争が激化し売上減となった。産業用手袋は半導体向けが減少し売上 減となった。メディカル製品のうち滅菌器は、市況が回復傾向にあり売上増となった。
 ブーツは、価格改定により受注減少した得意先があり売上減となった。シューズは、スニーカーの展開店舗増及びポップアップ販売実施の効果で売上増となった。

 26年3月期通期の連結業績予想は、売上高は1090億円で前期比0・1%減、営業利益は57億円で同34・5%減、経常利益は70億円で同28・3%減、当期純利益は43億円で同35・6%減を見込んでいる。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー