イソプレンは増収赤字幅縮小 クラレの25年12月期

2026年02月10日

ゴムタイムス社

 クラレの25年12月期連結決算は、売上高が8084億4700万円で前期比2・2%減、営業利益が588億8200万円で同30・8%減、経常利益が515億1500万円で同36・8%減、当期純利益が74億6800万円で同76・5%減となった。なお、25年12月期通期はイソプレンケミカル事業およびエラストマー事業において256億円の減損損失を計上した。内訳はイソプレンケミカル事業で150億円の減損損失、エラストマー事業(スチレン系熱可塑性エラストマー関連資産)で106億円の減損損失を計上した結果、25年12月期通期の当期純利益は75億円と前期比で243億円の減少となった。
 2月10日に開催した決算会見で川原仁社長は「イソプレンセグメントでは、タイ拠点を活用した製品の拡販が進み、24年から25年にかけて赤字幅は縮小している。さらに高付加価値品の拡販や川下展開などの収益改善施策を通じて高収益化を進めているが、収益貢献には時間を要する。さらに一部製品で主要市場と位置付ける中国市場では景気低迷や競争激化の影響もある。こうした状況を踏まえ減損損失を実施した」と話した。
 セグメント別では、イソプレンセグメントの売上高は803億7800万円で同5・3%増、営業損失は48億6400万円(前期は営業損失94億9800万円)と増収、赤字幅が減少した。イソプレンケミカルは中国の建築用途需要低迷に加え、上期に米国関税政策の影響により需要が前倒しとなった反動から、下期以降は需要が落ち込んだ。エラストマー(セプトン・ハイブラー)は数量が増加したが、米国関税政策により欧州市場などでアジアの競合メーカーとの競争が激化した。一方、エラストマーに含まれる液状ゴムの需要は

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