積水化学、環境配慮設計指針を策定 自然環境・社会課題解決目指す

2026年02月09日

ゴムタイムス社

 積水化学工業は2月6日、ESG経営のマテリアリティのひとつに位置づける「環境」において、重要な課題として設定する「気候変動」「資源循環」「水リスク」への対応をさらに加速させるため、環境配慮設計指針を策定したことを発表した。本指針は、同社グループの競争力の源泉として環境価値を高めていくことを目的としている。

 同社グループの「サステナビリティ貢献製品」制度において、本指針に沿った製品設計を推進することで、製品ライフサイクルおよびサプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)削減やサーキュラー・エコノミー社会実現に貢献する製品・サービスの提供を進めていく。これにより、自然環境および社会課題の解決にこれまで以上に貢献し、SEKISUI環境サステナビリティビジョン2050で目指す「生物多様性が保全された地球」の実現を目指す。

 環境配慮設計指針として、同社グループのサステナビリティ貢献製品は、カーボンニュートラルおよびサーキュラー・エコノミー解決に重点を置き、①製品ライフサイクルにおけるエネルギーや資源の削減、②使用するエネルギーや原料を再生可能なものや低炭素なものへ転換しながら、③カーボンフットプリント(CFP)を認識し、2050年には低炭素かつ循環可能な製品100%(包装資材含む)を目指す。

 以下4点が環境配慮設計指針にもとづき、製品ライフサイクルおよびサプライチェーン全体において配慮する重点項目となる。

 1つ目は、「製品ライフサイクルにおけるエネルギーや資源使用量の削減」で、製品ライフサイクルにおいて資源・生産・輸送等の効率向上に努め、エネルギーや資源の使用量の削減を推進する。

 2つ目は、「エネルギーや原料を再生可能もしくは低炭素なものへ転換」で、エネルギーの非化石由来燃料への転換を進めるとともに、製品原材料として非化石材(バイオ由来材、CO2由来材など)や再生材の活用を推進する。また、低炭素原料(グリーンスチールなど)の活用も推進する。製品に使う包装材についても、非化石材や再生材使用品への転換を推進する。

 3つ目は、「循環可能な製品設計の推進」で、使用済製品の回収、解体/分解のし易さなど、再資源化の視点を持った製品設計を推進する。また水平リサイクルを行う自社製品を増やす。

 4つ目は、「製品CFP可視化およびその低減の推進」で、調達・生産・輸送・販売・施行/組立て・使用・廃棄にいたる製品ライフサイクルのすべての段階におけるGHG排出量(CFP)の可視化を進める。そのうえで製品CFP削減に繋がる設計を推進する。

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