BASFが試運転を実施 中国新設のフェアブント拠点

2026年01月19日

ゴムタイムス社

 BASFは1月15日、中国南部の湛江に新設したフェアブント拠点(統合生産拠点)において、スチームクラッカーの試運転を予定通り実施したと発表した。これは、主要コンプレッサー(eDrives)の駆動に100%再生可能エネルギーを使用する世界初のスチームクラッカーとなる。
 同フェアブント拠点の中心となるスチームクラッカーは、エチレンやプロピレンといった重要な基礎化学品を敷地内の複数の工場に供給している。これは数多くの化学バリューチェーンの起点であり、蒸気の助けを借りてナフサやブタンなどの長鎖炭化水素を分解する。エチレンの年間生産能力は100万tとなる。

 同社最高技術責任者(CTO)のステファン・コートラーデ氏は、「湛江のフェアブント拠点は重要な節目を迎えた。BASFの中国における多様なバリューチェーンを大いに強化するものであり、幅広い産業分野のお客様をしっかりとサポートできる体制が整った」と述べている。
 また、いくつかのプロピレンのダウンストリームの工場が最近稼働を開始したのに続き、エチレンオキシド、エチレングリコール、およびポリエチレンの工場の操業を、無事開始した。湛江は、ルートヴィッヒスハーフェンおよびアントワープに次ぐ、同社にとって世界で3番目に大きなフェアブント拠点となり、中国をはじめとするグローバル市場における持続可能な生産の一例となる。
 例えば、この拠点に供給される電力は100%再生可能エネルギー由来のものとなる。また、湛江のフェアブント拠点で生産される製品は、主に世界最大かつ最も急速に成長している化学市場である中国のユーザーに供給する。

中国・湛江フェアブント拠点のスチームクラッカーを稼働開始

中国・湛江フェアブント拠点のスチームクラッカーを稼働開始

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