ニッタは12月22日、国際的な環境非営利団体CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)2025「水セキュリティ分野」において、リーダーシップレベル「Aー(Aマイナス)」スコアに選定されたことを発表した。また、「気候変動」分野では3年連続、「フォレスト」分野では2年連続で「B」スコアに選定されている。
CDPは2000年に英国で設立した、世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非政府組織である。企業や自治体を対象として「気候変動」「水セキュリティ」「フォレスト」分野等の環境問題対策に関する調査を行い、その回答内容をもとに環境問題への対応状況を評価している。
企業の環境情報開示におけるグローバルスタンダードとして広く認知されており、CDPが毎年公表する評価(スコア)は、ネットゼロ、持続可能でレジリエントな経済を構築するために投資や調達の意思決定においても広く活用されている。
同社グループは「サステナブル経営方針」を制定し、産業・社会の持続的発展と環境の維持・保全に貢献しながら事業活動を展開することにより、企業価値の向上に取り組んでいる。
環境の維持・保全に関する具体的な取組みの一環として、北海道の社有林において森林資源の保全と有効活用を目指した森林経営を実施し、この活動を通じて地域の水資源の涵養及び環境保全に取り組んでいる。社有林の一部である「十弗(とおふつ)の森」は、2024年に環境省の「自然共生サイト」の認定を受けている。
同社グループの取り組みについては、同社ホームページに統合報告書が掲載されている。

