ＤＵＮＬＯＰは12月９日、ＤＵＮＬＯＰ『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０５』を２０２６年２月より順次発売すると発表した。『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０５』は「ＥＮＡＳＡＶＥ」シリーズの強みである低燃費性能とロングライフ性能を維持しながら、ウエット性能向上を実現した。発売は全50サイズ、価格はオープン価格となる。
『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０５』は、低燃費性能とロングライフ性能を維持しながら、雨天時の安全性を高めるウエット性能を強化したタイヤとなる。従来品『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０４』から低燃費性能および耐摩耗性能を維持している。さらに、新開発ゴムの採用により全50サイズ中27サイズがウエットグリップ性能ｂを取得し、従来品『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０４』と比較してウエットブレーキ性能を約６％向上させている。全50サイズのラインアップで、コンパクトカーからセダンまで幅広い車種に対応する。
試験条件は、タイヤサイズ、１８５／65Ｒ15 88Ｓ、空気圧（ｋＰａ）、ＦＲ ２３０／ＲＲ ２２０、テスト車両排気量は１４９０ｃｃ、駆動形式はＦＦ、試験速度は１００ｋｍ／ｈ、路面はアスファルト（ウエット）、アンチロックブレーキシステムの作動有、停止距離は、ＥＣ２０５ 57・０ｍ／ＥＣ２０４ 60・７ｍ、試験方法は、「自動車用タイヤの制動試験方法」（ＪＡＴＭＡ）に則り、完全停止まで試験となる。
さらにこれらの性能を実現するため、以下の技術を搭載している。
１点目はプロファイル（タイヤの断面形状）の最適化となる。構造のスリム化を実現し、軽量化を達成。『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０４』比で低燃費性能をキープしている。
２点目はパターン（タイヤ表面の溝やブロック配置）および接地面の最適化となる。接地面全体が均一に接地する形状に進化させ、『ＥＮＡＳＡＶＥ ＥＣ２０４』比で耐摩耗性能をキープしている。
３点目は新開発ゴムとなる。グリップ向上添加剤を増量することでゴムの粘り気を増やし、濡れた路面でもより粘り強く密着する。
エナセーブＥＣ２０５
エナセーブＥＣ２０５
