バンドー化学の26年3月期第1四半期業績(IFRS)は、売上収益は290億9200万円で前年同期比0・9%減、コア営業利益は20億1800万円で同3・0%増、営業利益は38億1800万円で同66・6%増、税引前四半期利益は36億3600万円で同27・3%増、四半期利益は26億5200万円で同37・2%増となった。
自動車部品事業の売上収益は146億2600万円で同2・1%減、セグメント利益は11億7800万円で同4・2%増となった。国内においては、自動車生産台数が減少したが、同社製品採用車種の増加により、補機駆動用伝動ベルトの販売が増加した。
海外では、米国では補修市場向け製品の販売が増加した。中国・アジアでは二輪車メーカーの生産が堅調に推移し、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加した。なお、海外全体では、現地通貨ベースで販売が増加したが、円高の影響により減収となった。
産業資材事業の売上収益は94億9500万円で同1・7%減、セグメント利益は7億600万円で同5・3%増となった。一般産業用伝動ベルトは、国内では産業機械用伝動ベルトの販売が減少した。
海外においては、欧米では産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国では農業機械用伝動ベルトの販売が増加した。アジアでは、農業機械用伝動ベルトの販売が減少した。
運搬ベルトは、国内において樹脂コンベヤベルトの販売が増加したが、コンベヤベルトの販売が減少した。
高機能エラストマー製品事業の売上収益は35億9500万円で同0・9%増、セグメント利益は7800万円で同86・1%増となった。機能フイルム製品については、建築資材用および装飾表示用フイルムの販売が増加した。精密機能部品は、高機能ローラの販売が増加したが、精密ベルトおよびブレードなどの販売が減少した。
ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを行うその他事業の売上収益は15億5300万円で同18・2%増、セグメント利益は700万円で同91・0%減となった。
26年3月期通期業績予想については、売上収益1150億円で前期比0・5%減、コア営業利益82億円で同5・9%増、純利益67億円で同347・7%増を見込んでいる。
2025年08月18日
