工業用、医療衛生用とも増収増益 朝日ラバーの4~6月期

2025年08月19日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの2026年3月期第1四半期連結決算は、売上高が19億2300万円で前年同期比4・6%増、営業利益は4500万円で同250・3%増、経常利益は4600万円で同223・9%増、四半期純利益は3100万円で同602・2%増となった。

 セグメント別では、工業用ゴム事業の売上高は14億7200万円で同4・9%増、セグメント利益は5700万円で同69・9%増となった。工業用ゴム事業では、自動車向け製品の受注は、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの売上は減少したが、スイッチ用など精密用ゴム製品の受注が増加した。また、卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。自動認識機器に使用されるRFIDタグ用ゴム製品の受注も好調に推移したが、今期後半の受注は大きく減少する見通しとなっている。

 医療・衛生用ゴム事業の売上高は4億5100万円で同3・7%増、セグメント利益は4600万円で同8・6%増となった。医療・衛生用ゴム事業では、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓が増加した。また、医療用逆止弁、プレフィルドシリンジガスケット製品についても、堅調に推移した。

 2026年3月期通期連結業績は、売上高は76億4300万円で前期比0・0%増、営業利益は1億6000万円(前期は200万円の利益)、経常利益は1億5900万円で同409・8%増、当期純利益は1億700万円(同2億3600万円の損失)を見込んでいる。

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