大日精化工業の2026年3月期第1四半期決算は、売上高は317億900万円で前年同期比1・1%増、営業利益は24億9300万円で同46・8%増、経常利益は27億4500万円で同31・2%増、四半期純利益は24億9500万円で同63・6%増となった。
セグメント別では、ポリマー&コーティングマテリアル事業の売上高は61億8000万円で同0・1%増、営業利益は7億1300万円で同0・6%減となった。ウレタン樹脂は、採用車種の販売不振により全体として低調に推移した。衣料品・服飾品業界のアウトドアウェア用途についても同期は低調に推移した。一方、産業資材業界向けの感熱記録用コーティング剤、情報電子業界向けのコーティング剤については、好調に推移した。
カラー&ファンクショナルプロダクト事業の売上高は174億3100万円で同1・8%増、営業利益は13億9700万円で同52・9%増となった情報電子業界向けの顔料及び分散体の売上高は、液晶ディスプレイ用途が堅調に推移した。一方、オフィス事務機器用途は低調に推移した。輸送機器業界向けのコンパウンド・着色剤は国内は堅調に推移した。海外のコンパウンド・着色剤は、全般的に堅調に推移した。
グラフィック&プリンティングマテリアル事業の売上高は80億8600万円で同0・7%増、営業利益は、3億7200万円で同457・1%増となった。グラビアインキは、食料品用途等の軟包装向け及び飲料ラベル用途等の包装業界向けが堅調に推移した。オフセットインキは前年並みに推移した。
通期の連結業績予想は直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高が1273億円で前期比2・0%増、営業利益が72億円で同2・8%増、経常利益が82億円で同5・6%増、当期純利益が61億円で同40・7%減を見込んでいる。
