ブリヂストンは8月1日、日野自動車の小型トラック、新型「日野デュトロ」の新車装着用タイヤとして、「ECOPIA R217」を納入すると発表した。
日野自動車の代表的な車種の一つである「日野デュトロ」は、昨今の労働人口の減少に伴うドライバー不足、荷物の増加や多様化への対応といった課題を解決するために、物流現場における使い勝手と環境性能を両立した小型トラックとなる。今回の新型「日野デュトロ」は、安全性・経済性・環境性能のさらなる向上を実現している。
これまで同社は、日野自動車との長年にわたる共創において、同社が様々な車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきた。新型「日野デュトロ」に装着される「ECOPIA R217」は、従来のタイヤ性能を向上させた上で、求められる多様な性能をユーザー、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載している。
「ENLITEN」技術により、小型トラックの運行に求められる低燃費性能と他の重要な性能を高い次元でバランスさせることで、ユーザーの使用条件に合わせた価値の最大化とサステナビリティへの貢献を実現している。
トレッドのゴムは、カーボンの分散を均一化することによりポリマーとの結合を向上し、低燃費性能とライフ性能の両立を実現した。また、タイヤの骨格部形状であるケースライン等の構造の最適化により、低燃費性能と耐久性能を両立している。これら同社独自のゴム配合、構造技術を採用することにより、2025年度重量車燃費基準(JH25モード)の燃費計算に用いる転がり抵抗係数最高ランク『A』を達成した。
同社は、「新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載したタイヤによる社会価値・顧客価値の創造を通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」に掲げる「Energyカーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えること」「Extension人とモノの移動を止めず、さらにその革新を支えていくこと」にコミットしていく。
2025年08月05日

