カネカは７月９日、業務用の機能性食品素材の還元型コエンザイムＱ10（商品名：カネカＱＨ）粉末について、拓殖大学イスラーム研究所判定のもと、日本ムスリム協会の「ハラール認証（認証番号：３５５ーＴＳＲＩ／24)」を５月28日に取得したことを発表した。
ハラール認証は、イスラーム法に基づき禁じられている成分が含まれていないことを確認し、製品やサービスが適法であることを関連組織が証明する制度。同社では、原料の安心・安全を確保するため、各種認証の取得に積極的に取り組んでおり、この度、還元型コエンザイムＱ10においてハラール認証を取得した。
現在、ムスリムの人口は全世界で約19億人であり、２０３０年には22億人に到達すると推計されている。特にムスリムが他教徒と共存するマレーシアやインドネシアをはじめとする東南アジア諸国では、使用される原材料の安全性や透明性を確保するため、厳格な基準や規制が導入されており、ハラール認証の重要性が高まっている。この度、ハラール認証を取得したことで、特に東南アジアでの販売拡大が期待される。
同社は「カネカは世界を健康にする。ＫＡＮＥＫＡ ｔｈｉｎｋｓ『Ｗｅｌｌｎｅｓｓ Ｆｉｒｓｔ』．」という考えのもと、これからも社会を「健康」にする良質な製品やサービス、価値を提供するために、様々なニーズに応え、幅広い分野で人と社会に豊かさと快適さを提供していく。
ハラール認証マーク
カネカＱＨ
