BASFジャパンは7月1日、2024年度の活動を取りまとめた「BASF in Japan Report 2024」を作成し、同社ホームページで公開した。
本レポートは、同社グループ全体の概要や業績に加え、日本における同社の活動の進展状況、業績を経済・環境・社会という、持続可能性の3つの側面から説明した簡易版レポートとして、年1回作成しているもの。
同社グループ全体では、売上高は653億ユーロ(前年689億ユーロ)、EBITAは79億ユーロ(同77億ユーロ)、フリーキャッシュフローは7億ユーロ(同27億ユーロ)となっている。
主なセグメント別業績は、ケミカル部門で売上高が108億3800万ユーロ(同103億6900万ユーロ)、EBITAが13億4200万ユーロ(同11億6700万ユーロ)、セグメントキャッシュフローがマイナス20億5100万ユーロ(同9億3600万ユーロ)。
マテリアル部門で売上高が135億1000万ユーロ(同141億4900万ユーロ)、EBITAが18億500万ユーロ(同16億5000万ユーロ)、セグメントキャッシュフローが7億6600万ユーロ(同13億6900万ユーロ)。
同社の日本での売上高は約15億ユーロ。現在、同社は国内に6カ所の生産拠点を設けており、例えば、茨城県の北利根ではパーソナルケア製品向けの油性剤およびワックスの製造・開発、三重県の四日市市霞では熱可塑性ポリウレタン(TPU)の製造・開発、そして、同四日市市六呂見ではデスパージョンおよびレジンの製造・開発を行っている。塗料事業は、2025年1月より同社コーティングスジャパン合同会社が運営し、神奈川県の戸塚で自動車用塗料の製造・開発を行っている。そのほか、BASF・メタルズ・ジャパンは、触媒事業の一環で貴金属の取引を行っている。