住友ゴム工業は6月23日、6月13日に開催された京都大学コミュニケーションデザインとDE&Iコンソーシアム シンポジウム2025に参加し、同社のDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)への取り組みについて、ポスター形式で紹介したことを発表した。
本コンソーシアムは、2023年12月に京都大学経営管理大学院にて発足し、「誰ひとり取り残さないことを建前で終わらせない」という理念のもと、集合知生成の場づくり、人材育成の活動などを展開している。
社会は今、人種、性別、宗教、性的指向、社会経済的背景、および民族性など、さまざまな違いを持った「個」が、互いに違いを認め合い、活かし合うDE&Iを求めている。
DE&Iの実現に向けて各地で活動する人材の育成は喫緊の課題であるとともに、DE&Iについて組織/個人の単位で考える場が必要となる。
このコンソーシアムでは、さまざまな企業・団体と共に、研究会や実験的な場づくりの実践に取り組み、「やってみて、考える」活動を行う中で、DE&I人材の育成を行うことで、組織におけるDE&Iを実践、研究し、社会展開することを目指している。
同社は本コンソーシアムの目的および事業に賛同し、会員企業として活動を進めている。
今年で2回目となる本シンポジウムは、社会や組織におけるDE&Iの実践や課題を共有し、参加者同士の対話を通じて「集合知」を育むことを目的として開催された。会場となった京都大学百周年時計台記念館には、企業、NPO法人、京都大学経営管理大学院の学生など、多様な立場の約120名が集った。
同社はこのバトンを受け継ぎ、DE&Iの取組みを推進するとともに、社会課題解決の一助となれる製品・サービスの提供を今後も続けていくとしている。