売上は過去最高を更新 ニシヤマ 第79回ニシヤマ会開催

2025年06月25日

ゴムタイムス社

 技術開発型専門商社のニシヤマは6月20日、東京千代田区の帝国ホテルで第79回ニシヤマ会を開催した。
 当日は取引先企業の代表や西山博務会長、西山正晃社長をはじめとする同社の社員らが出席した。
 冒頭、西山博務会長のあいさつに続いて、西山正晃社長が24年度業績や経営ビジョンを発表した。
 24年度業績は売上高が466億2500万円で前年度比11%増と過去最高を達成した。
 24年度業績について西山社長は「皆さまのご支援のおかげで過去最高の売上を達成できた」と感謝の意を述べた。
 同社経営ビジョンは、他社にはない独創的な商品・サービスの提供を行うことで、お客様によって未来を担保される会社を目指している。
 営業活動方針には、絶対優位となるユニークな技術を持ち付加価値を高めていくこと、仕入先とともにいかなる困難も克服する強固なパートナーシップ、粘り強い忍耐力と知識を持った人材を育成することを掲げている。
 その結果として事業別の24年度売上をみると、エネルギーシステム事業部は81億5000万円で同1・4%減、鉄道システム事業部は94億7600万円で同14・7%増、産業機器システム事業部は103億200万円で同1・9%増、電子制御システム事業部は186億9600万円で同25・5%増となった。
 電子制御システム事業部では「生成AI需要が好調で音調装置などの売上が増加した。今後さらに需要は伸長する見込み」(西山社長)と語った。
 24年度の新たな取り組みでは、米国の鉄道車両大型プロジェクト向けに対応すべく、新たにネブラスカ州オマハに事務所兼物流倉庫の設立、昨年11月に日立営業所を水戸に移転し水戸営業所を開設したこと、大阪・関西万博に向けたセキュリティ対策として警備ロボットを駅構内にはじめて導入したことなどを挙げた。
 25年度の全体売上は478億円を計画する。事業部別ではエネルギ

全文:約1245文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー