クラレ、統合報告書を発行　クラレレポート２０２５

　クラレは５月30日、「クラレレポート２０２５」（統合報告書）を日英同時に発行したことを発表した。

　同レポートは、株主・投資家をはじめとする全てのステークホルダーに、同社グループの中長期的な価値創造について、財務情報とＥＳＧに関する非財務情報の紹介を通じて、より一層理解を深めてもらうことを目的としている。同社グループでは、本レポートをエンゲージメントツールの一つとして、ステークホルダーとの建設的な対話を続けていく。

　本年度のレポートでは、２０２２年度からスタートした中期経営計画「ＰＡＳＳＩＯＮ　２０２６」の進捗と見通しを中心に報告している。
　「ＰＡＳＳＩＯＮ　２０２６」で掲げる同社グループの持続的成長に向けた取り組み「３つの挑戦」について、経営陣および各施策のキーパーソンのメッセージ、担当者インタビューとともに掲載している。
　また、主要施策である事業ポートフォリオの高度化および人材戦略に関する情報を拡充させたほか、ガバナンスのさらなる強化に向けて社外取締役座談会を行った。
　特集ページでは、「社会・環境価値」「経済的価値」向上を目指す姿として、活性炭事業の成長戦略を紹介している。

　同ウェブサイトは、同社グループのサステナビリティ関連の活動情報を掲載しており、同レポートで十分に伝えられなかった２０２４年度の環境・社会活動の取り組みや結果などを発信している。
　なお、同ウェブサイトは、サステナビリティ報告書の世界的なガイドラインである「ＧＲＩスタンダード」を参照し、報告を行っている。

「クラレレポート２０２５」