旭化成セラピューティクスが開始 小児患者対象に国内第Ⅱ相臨床試験

2026年09月17日

ゴムタイムス社

 旭化成セラピューティクスは9月14日、小児(1歳以上18歳未満)を対象としたイサブコナゾニウム硫酸塩(治験成分記号AK1820、販売名「クレセンバ点滴静注用200mg」、「クレセンバカプセル100mg」、「クレセンバカプセル40mg」)の国内第Ⅱ相臨床試験において、最初の患者への投与が開始されたと発表した。
 深在性真菌症は、主に免疫機能が低下した患者において発症し、重篤な経過をたどる可能性のある疾患であり、迅速かつ適切な治療介入が求められる。特に小児患者においては、治療選択肢が限られており、アンメットメディカルニーズの高い領域となる。同剤は米国、欧州を中心に小児適応が承認されており、日本国内においても、小児患者を対象とした同試験を、規制当局との協議を踏まえて実施することとした。
 同剤は、Basilea Pharmaceutica International Ltd,Allschwilが創製した抗真菌薬であり、同社は2016年9月に日本国内における独占的開発権および販売権を取得している。
 2022年12月には「クレセンバカプセル100mg」および「クレセンバ点滴静注用200mg」が真菌症(アスペルギルス症、ムーコル症、クリプトコックス症)の治療薬として成人で国内製造販売承認を取得し、さらに2024年9月には「クレセンバカプセル40mg」の剤形追加に関する国内製造販売承認を取得している。同剤の小児適応は国内では承認されていない。
 旭化成グループでは、2025年度からスタートした「中期経営計画2027~Trailblaze Together~」において、医薬事業を重点成長事業と位置付けている。この医薬事業の中核を担う旭化成ファーマは、2026年4月1日付で社名を「旭化成セラピューティクス」に変更した。新社名には、医薬品の提供にとどまらず、患者一人ひとりの目線に立ち、「治療(セラピューティクス)」というより大きな概念と向き合うことで、アンメットメディカルニーズを解決し続けていくという同社の使命と決意を込めている。今後も、革新的な医療価値を創出するグローバルスペシャリティファーマとして、人びとの健康と社会の持続的な発展に貢献していく。

 

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