三井化学、第2号CVC設立 新事業・新製品創出加速へ

2025年05月28日

ゴムタイムス社

 三井化学は5月26日、コーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)の運用子会社である「321Catalyst Ventures」を2025年5月に米国に立ち上げ、CVCとしては第2号となる自社ファンド「321Catalyst」を設立したことを発表した。

 2022年にグローバル・ブレイン株式会社と設立したCVCファンド「321FORCE」に続き、さらなるグローバル共創案件の発掘と新製品・新事業創出を加速するため「321Catalyst」を立ち上げた。自社ファンドの米国設立により、これまで以上にグローバルな視点で同社とシナジー性が高いスタートアップに投資し、投資先との共創を通してスピード感を持って新事業を立ち上げていく。ファンド規模は60百万米ドル、運用期間は10年間を予定している。

 同社は、長期経営計画「VISION 2030」の基本戦略の一つである「ソリューション型ビジネスモデルの構築」を強化すべく、今後も国内外のスタートアップ企業への投資を行い、新事業・新製品創出の加速を通じて事業ポートフォリオを変革していくとしている。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー