十川ゴムは5月23日、大阪市のリーガロイヤルホテルで創業100周年記念祝賀会を盛大に開催した。会場には取引先や仕入先をはじめ、同社取締役や同社社員らが出席し、100年の節目を祝った。同社は1925年5月25日に創業し、本年100周年を迎えた。
冒頭、同社100周年の記念映像をVTRで紹介した後、挨拶に立った十川利男社長は「弊社は5月25日を持ちまして創業100周年を迎えました。この100年という長きに渡り十川ゴムをご指導頂きましたご臨席の皆様方には感謝を申し上げる」と御礼を述べ、創業からの歴史を「ガス用のゴム管を始め、多くの製品を作り上げ、その歴史をスタートした。順風満帆ではなく新築したばかりの工場が室戸台風により倒壊するという出来事もあった」などと振り返った。
最後に十川社長は「自分自身の成長と幸福を実現せずして、皆様の期待に応えることはできません。全員が夢と希望を持ち新たな冒険に挑戦して、苦しいこともうれしいことも全員で共有する。その結果として、会社が一丸となり皆様の期待にお応えすることが十川ゴムの大切な使命である。次の世代に向けできるわけがないということをやらなければなりません。100年前の夢と共に今度は私たちそして皆様方の夢を両手に抱え、新たな挑戦に邁進していきます」と決意を示した。
続いて、販売代理店を代表して挨拶をした株式会社ニシヤマの西山博務会長は「ゴム管からホースまで長きに渡り様々な製品を扱わさせて頂いた」と同社との長期間に渡る関係を振り返った後に、「今後も十川ゴムは益々成長し、我々もその成長を支えながら良い商品を一緒に販売し、盛り立てていきたい」と祝辞を述べた。
乾杯の発声は仕入れ先を代表し日本ゼオン株式会社の松浦一慶取締役常務執行役員が行い、出席者は懇談に移った。
十川ゴムの100年
1925(大正14)=十川栄、