タイガースポリマーの25年3月期連結決算は、売上高が493億3600万円で同3・1%増、営業利益は28億3300万円で同11・3%減、経常利益は32億8400万円で同23・4%減、当期純利益は33億8300万円で同12・0%増となった。売上は米国、タイ及び中国での得意先の減産等はあるものの、為替換算による増収影響により、グループ全体の連結売上高は増収となった。
セグメント別では、日本の売上高は236億5500万円で同7・9%増、セグメント利益は9億6500万円で同2・9%減となった。産業用ホース・家電用ホース・ゴムシート類及び自動車部品は売価値上げの効果や販売の増加により増収となった。原料費や物流費等の諸経費の増加により減益となった。
米州の売上高は223億1000万円で同6・8%増、セグメント利益は19億5800万円で同4・4%減となった。米国では、自動車部品は若干減少、産業用ホースの販売は減少しましたが、円安による為替換算等の影響があり増収、諸経費の増加により減益となった。メキシコの自動車部品は、販売の増加等により増収増益となった。
東南アジアの売上高は39億6800万円で同1・3%減、セグメント利益は1億3800万円で同50・4%減となった。タイでは家電用ホースの販売は増加したが、自動車部品のタイ国内向けが販売の減少により、減収減益となった。マレーシアでは、自動車部品・家電用ホース・ゴムシート類の販売が増加したことにより、増収増益となった。
中国の売上高は41億4300万円で同14・4%減、セグメント損失は2億8400万円(前期は2億5700万円の損失)となった。家電用ホースの販売は増加したが、中国国内の自動車販売不振により自動車部品の販売が減少し減収減益となった。
26年3月期の業績予想は、売上高は470億円で前期比3・3%減、営業利益は27億円で同4・7%減、経常利益は30億円で同8・7%減、当期純利益は18億円で同46・8%減を見込んでいる。