日本は増収も減益に 西川ゴムの25年3月期

2025年05月21日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の25年3月期連結決算は売上高が1206億3900万円で前期比2・3%増、営業利益は73億2400万円で同11・7%増、経常利益は76億1700万円で同14・6%減、当期純利益は39億5700万円で同21・5%減となった。

 セグメント別では、日本の売上高は577億1000万円で同3・5%増、営業利益は47億6700万円で同8・9%減となった。自動車生産台数が前期比で減少したものの、同社受注車種の影響などにより増収となったが、内部統制強化プロジェクト対応のための支出や、賃金の引き上げ等が影響し減益となった。

 北米の売上高は452億3900万円で同5・4%増、営業損失は1億4500万円(前期は営業損失17億1200万円)となった。自動車生産台数が前期比で減少したものの、当社受注車種および為替の影響などにより増収となった。営業利益は米国拠点の回復により前期よりも改善したが、メキシコ拠点の業績が影響し損失となった。

 東アジアの売上高は110億2500万円で同16・2%減、営業利益は3億6500万円で同48・4%減となった。自動車生産台数が前期比で増加したが、当社の受注車種が減少したことにより減収減益となった。

 東南アジアの売上高は128億7600万円で同0・2%減、営業利益は25億4200万円で同5・4%増となった。自動車生産台数が前期比で減少したことなどにより減収となったが、インドネシア拠点の業績改善により増益となった。

 26年3月期連結業績予想は、売上高が1100億円で同8・8%減、営業利益は66億円で同9・9%減、経常利益は80億円で同5・0%増、当期純利益は42億円で同6・1%増を見込んでいる。

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