ハイケム、サラワク・ペトケムと締結 SEGプラントを開発・建設

2025年05月15日

ゴムタイムス社

 ハイケムは5月14日、マレーシア・サラワク州政府所有のSarawak Petchemと2025年5月9日にMOU(覚書)を締結し、5月13日にサラワク州で開催された「Hydrogen Economy Forum」にてサラワク州政府立ち合いの元、両社間で覚書の交換を行ったことを発表した。

 本覚書の主な目的は、同社が保有する合成ガスからエチレングリコールを製造するSEG技術を活用し、マレーシア・サラワク州・ビンツルの石油化学工業団地において、両社が協力してプラントを開発・建設すること。また、当SEGプラントにおいて、まずは天然ガス由来の合成ガスを初期原料としエチレングリコールを製造するが、徐々に同国で開発が進む再生可能エネルギーを用いて製造されるグリーン水素やバイオマス由来のCO2への原料転換を進め、「グリーン・エチレングリコール」の製造を目指す。この先進的な取り組みにより、サラワク州の持続可能目標の推進及び同社が推進するCCU技術(Carbon dioxide Capture, Utilization)などのグリーンケミカル技術の世界規模での社会実装を加速していくとしている。

覚書の交換の様子

覚書の交換の様子

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