三井EPTの販売数量は堅調 三井化学の25年3月期

2025年05月14日

ゴムタイムス社

 三井化学の25年3月期通期業績(24年度)は、売上収益が1兆8091億6400万円で前期比3・4%増、コア営業利益は1009億5700万円で同4・9%増、当期利益は322億4200万円で同35・5%減となった。5月13日に開催した決算会見で吉田修常務執行役員CFOは「エチレンプラントのトラブル影響により105億円程度の減益要因があったものの、成長3領域(ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT)の販売数量の増加に加え、ベーシック&グリーンマテリアルズの値上げや事業構造の進展により営業利益は5%の増益となった」と説明した。
 セグメント別では、三井EPTなどのエラストマーやPPコンパウンドなど複合材料が含まれるモビリティ・ソリューションの売上収益は5698億円で同4・7%増、コア営業利益は559億円で同3・1%減となった。モビリティ・ソリューションのコア営業利益の増減要因は、数量差で62億円の増益要因となったのに対し、交易条件で35億円、固定費他で45億円の減益要因で合計で18億円の減益となった。
 三井EPTの需要動向は「24年度は

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