フッ素ゴムは減収 ダイキン工業の25年3月期

2025年05月12日

ゴムタイムス社

 ダイキン工業の25年3月期連結決算は、売上高が4兆7523億3500万円で前期比8・1%増、営業利益は4016億6900万円で同2・4%増、経常利益は3664億4600万円で同3・4%増、当期純利益は2647億5700万円で同1・7%増となった。

 化学事業セグメント合計の売上高は2630億2800万円で同0・3%減。営業利益は461億1900万円で同10・4%減となった。フッ素化学製品全体は、半導体・自動車分野を中心にした広範囲での需要低迷、それに伴う流通在庫調整の動きなどがあったが、為替のプラス効果により売上高は前期並みとなった。
 フッ素樹脂は、LAN電線分野での需要低迷や半導体装置向け材料分野での需要悪化により販売が落ち込んだものの、為替のプラス効果により売上高は前期並みとなった。一方、フッ素ゴムについては、自動車分野等での流通在庫調整の影響により売上高は前期を下回った。

 26年3月期の連結業績予想は、売上高は4兆8400億円で前期比1・8%増、営業利益は4350億円で同8・3%増、経常利益は4050億円で同10・5%増、当期純利益は2720億円で同2・7%増を見込んでいる。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー