帝人の25年３月期第３四半期連結決算は、売上高が７５６１億１２００万円で前年同期比６・７％増、事業利益は２５６億３２００万円で同46・７％増、営業損失は４３７億２７００万円（前年同期は１００億１７００万円の利益）、税引前損失は４５３億６７００万円（前年同期は１３１億６９００万円の利益）、四半期利益は５０９億８０００万円で同３７６・６％増となった。
セグメント別では、マテリアルセグメントの売上高は34億２４００万円で同６・６％増、事業利益は18億６５００万円（前年同期は12億８８００万円の損失）となった。同セグメントのうち、樹脂については、事務機用途を中心とした顧客在庫の調整の緩和からの販売数量は増加した。
ヘルスケアセグメントは、売上高が１０４２億３４００万円で同２・７％減、事業利益は80億４９００万円で同36・９％減となった。
繊維・製品セグメントの売上高は26億６２００万円で同11・０％増、事業利益は１５１億４３００万円で同51・９％増となった。
25年３月期通期の連結業績予想は直近に公表されている業績予想からの修正はなく、売上高は１兆１００億円で前期比５・２％増、事業利益は２８０億円で同27・５％増、営業損失は８００億円、当期利益は２５０億円を見込んでいる。
