リサイクルPBT樹脂グレード 東レ、矢崎総業と共同開発

2024年05月15日

ゴムタイムス社

 東レは5月14日、矢崎総業と同社が、製造工程から出る端材を利用し、自動車ワイヤーハーネス用コネクターに適用可能なリサイクルPBT樹脂グレードを共同開発したと発表した。
 既存のコネクター用PBT樹脂グレードと比較し、材料製造時のCO2排出量の低減が可能なリサイクルPBT樹脂でありながら、従来材料と同等の材料特性を実現した。
 同社は、製造工程から出る端材などを解重合/ 再重合したPBT樹脂のケミカルリサイクル材「Ecouse TORAYCON」を展開している。一般的に、樹脂リサイクルでは、異物、異素材の混入や材料の品質劣化が課題とされているが、同社は、解重合/再重合からコンパウンドまで一貫した品質管理を行うケミカルリサイクルを実施することにより、バージン材と同等の高品質なリサイクルPBT樹脂の提供が可能。
 矢崎総業は、自動車ワイヤーハーネス用コネクターのような高品位の機能部品においてリサイクル材料の品質安定性が課題であった。今回、同社のケミカルリサイクルPBT樹脂をコネクター向けに材料物性/成形性を最適化、コネクター用のリサイクルPBT樹脂グレードを共同開発したことで、現在使用しているPBT樹脂グレードと同等の品質安定性を実現した。
 今回の取り組みを通じて、同社は、自動車業界のカーボンニュートラル、循環型社会の実現に貢献していく。

自動車ワイヤーハーネス用コネクター

自動車ワイヤーハーネス用コネクター

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