住友理工、入社式開催 清水社長「新たな進化に皆さんが必要」

2024年04月02日

ゴムタイムス社

 住友理工は4月1日、2024年度入社式を行い、清水和志社長が117人の新入社員を前に挨拶を行った。
「新入社員の皆さん、住友理工グループへの入社、おめでとうございます。当社は1929年に三重県四日市市で創業し、94周年を迎えました。今では世界 20 ヶ国以上に拠点を有し、グループ全体で2万5000名以上が在籍するグローバル企業へと発展しています。昨年発表した経営Vision「2029年住友理工グループVision」を達成すべく、皆さんと一緒に100周年に向けて歩みを進めることができ、非常に嬉しく思います」と述べた。
 続いて、清水社長は「私たちは新しい価値を提供すべく、事業活動を進めています。例えば、自動車の電動化に対応するため、「モーターマウント」や「EV用冷却配管」などを開発しました。また、環境対策に貢献する薄膜高断熱材「ファインシュライト」の開発・上市など、事業の幅を広げるべく、研究・開発を加速させています。お客様からのニーズに応える部品メーカーという位置づけから、音・振動制御、エネルギーマネジメント、生体情報センシングなどのシステムサプライヤーに進化すべく、日々挑戦を続けています。皆さんには、前例にとらわれず、さまざまな視点で物ごとを進めていただきたいと考えています」と話した。 その上で、清水社長は「当社の将来の一翼を担っていただく皆さんに、次の2つのことをお話しします。1つ目は「萬事入精」です。これはまず一人の人間として、何ごとに対しても誠心誠意を尽くす人になる、という意味です。これから皆さんは、さまざまな職場に配属されます。自身の担当業務に対し、誠心誠意対応することを心がけてください。2つ目は「コミュニケーション」です。不安なこと、相談したいこと、確認したいことがあれば、一人で抱え込まず、どんなことでもすぐに上司や同僚に相談してください。私自身も直接コミュニケーションを取ることをとても大切にしています。新たな進化に向けて、新しい風、すなわち皆さんの力が必要になります。当社グループの一員として今後大きな力になっていただくことを期待しています」とあいさつを終えた。

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