プラ事業は6割減益 アキレスの4~9月期

2023年11月10日

ゴムタイムス社

 アキレスの24年3月期第2四半期決算は、売上高が381億8200万円前年同期比6・4%減、営業損失は5億1900万円の営業損失(前年同期1億200万円の損失)、経常損失は4500万円(前年同期4億8900万円の利益)、四半期純利益は1億5400万円で同7・3%減となった。
 セグメント別では、シューズ事業の売上高は49億9100万円で同6・6%減、セグメント損失は4億400万円(前年同期は5億6400万円の損失)となった。
 プラスチック事業全体の売上高は194億7800万円で同8・6%減、セグメント利益は5億5500万円で同59・6%減となった。中間財の売上高は184億4100万円で同7・8%減となった。車輌内装用資材は、中国市場は苦戦したが、国内および北米市場は自動車メーカーの生産が回復し好調に推移した。
 フイルムは、国内外の流通在庫調整によりエレクトロニクス分野、医療・医薬分野が大きく低迷したほか、欧州の景気低迷でエクステリア用フィルムも伸び悩んだ。
 建装資材は、市況の低迷が続く中、壁材の新柄投入効果によりほぼ前年並みとなった。
 消費財の売上高は10億3700万円で同21・4%減。防災対策商品は、米国市場でボートが伸び悩み、低調に推移した。
 産業資材事業全体の売上高は137億1300万円で同3・0%減、セグメント利益は6億3400万円で同50・9%増となった。中間財の売上高は132億3000万円で同3・5%減となった。ウレタンは主な用途である車輌用および寝具用ともに回復基調に推移した。断熱資材は戸建住宅向け、建築向けボード製品、スチレン製品が回復したが、全体はほぼ前年並みに推移。工業資材は半導体分野向けウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに低調に推移した。
 24年3月期通期業績は、売上高が825億円で前期比0・5%減、営業利益0百万円(前期は7億1300万円の損失)、経常利益4億円(同1億1700万円の損失)、当期利益4億円(同12億400万円の損失)を見込んでいる。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー