東商ゴム、墨田区の共創施設に参加 スタートアップと新事業創出

2023年11月01日

ゴムタイムス社

 ゴム・スポンジ・樹脂ローラーを始め、各種ゴム製品を手がける東商ゴム工業(東京都墨田区、末永大介社長)は、墨田区が10月29日にオープンした墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」に区内のものづくり企業の1社として参加した。同施設はスタートアップ支援として区内産業の活性化を図り、新産業を創出するための産業共創拠点で、錦糸町駅近くのヒューリック錦糸町コラボツリー4階にある。
 同施設ではコワーキングスペースと会議室を中心とした共創スペースを始め、スタートアップのプロダクトや墨田区のものづくり企業の製品や技術に触れられる展示スペース、利用者同士の交流を促進するオープンスペースなどで構成されている。その中で、東商ゴム工業は区内のものづくり企業として墨田区から選ばれ、同活動に参加することとなった。なお、同施設には同社とともにゴム・プラスチック金型製作の石井精工や、ゴム・プラスチックの打ち抜き加工などを手がけるサトウ化成などのゴム関連企業とともに、印刷・紙加工企業や金属製品企業なども入居している。
 同施設への参加にあたって末永社長は「ゴムの配合で強みを持つ当社にとって、スタートアップ企業がゴムをキーワードに当社に関心を寄せてくださり、交流を深められたら嬉しい」と話している。同社は本社(東京墨田区)に人材交流や企業間交流、さらに新規顧客の獲得につなげる場所として、「LabCafe(ラボカフェ)」を22年6月に開設している。今後はラボカフェとイノベーションコアの両輪で新しいビジネスの種になる活動を進めていく。

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