顧客生産増で売上は2桁増 豊田合成の4~9月期

2023年11月01日

ゴムタイムス社

  豊田合成の2024年3月期第2四半期決算は、売上収益が5228億4900万円で前年同期比15・1%増、営業利益が336億9100万円で同174・6%増、税引前利益が341億2400万円で同142・1%増、四半期利益が232億7000万円で同182・6%増となった。
 売上収益については日本、米州を中心とした顧客の生産台数増加などにより増収となった。
 セグメント別では、日本の売上収益は2160億円で同17・6%増、セグメント利益は81億円(前年同四半期はセグメント損失22億円)となった。利益については増販効果や合理化努力などにより増収となった。
 米州の売上収益は1915億円で同21・6%増、セグメント利益は145億円で同142・2%増となった。顧客の生産台数増加などにより増収となり、増販効果や合理化努力で増益となった。
 アジアの売上収益は1430億円で同4・6%増、セグメント利益は105億円で同8・9%増となった。売上は顧客の生産台数増加などにより増加。利益は中国での減販影響はあるものの、インドの増販効果などで前年同期を上回った。
 欧州・アフリカの売上収益は156億円で同17・3%増、セグメント利益は4億円(前年同期はセグメント損失9億円)となった。売上は顧客の生産台数増加などにより前年同期を上回った。利益は増販効果や一過性要因などにより黒字転換した。
 製品別にみると、ウェザストリップ製品の売上高は587億円で同12・0%増、機能部品は872億円で同16・1%増、内外装部品は1852億円で同9・0%増、セーフティシステム製品は1916億円で同22・3%増となった。
 2024年3月期通期の連結業績予想については、業績などを考慮し売上収益・利益の予想を上方修正した。2024年3月期の売上収益は1兆200億円(前回発表から1000億円増、増減率10・9%増)、営業利益が590億円(同190億円、同47・5%増)、税引前利益が590億円(同190億円増、同47・5%増)、当期利益が390億円(同140億円増、同56・0%増)を見込んでいる。

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