日本は車生産増で増収増益 西川ゴムの23年3月期

2023年05月15日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の23年3月期業績は、売上高が981億6700万円で前期比16・2%増、営業利益は7億6800万円で同68・9%減、経常利益は22億8000万円で同36・6%減、当期純利益は21億900万円で同0・2%増となった。
 セグメント別にみると、日本は自動車生産台数が前期比で増加した。これにより、日本の売上高は495億4800万円で同13・2%増、営業利益は18億4800万円で同98・9%増となった。
 北米は北米の売上高は302億3300万円で同29・1%増、営業損失は35億5900万円(前期は営業損失17億7900万円)となった。自動車生産台数が前期比で増加したことに加え、円安による為替の影響を大きく受けたことで増収。利益は原材料・エネルギー価格高騰および要員不足に伴う追加・臨時コストの増加などの影響も加わり損失となった。
 東アジアの売上高は140億6000万円で同2・8%減、営業利益は7億5300万円で同51・2%減となった。自動車生産台数は前期比で増加したが、円安による為替の影響があったものの、受注している車種の減産などがあり減収となった。ゼロコロナ政策によるロックダウンなどの影響により減益となった。
 東南アジアの売上高は105億2300万円で同19・6%増、営業利益は16億9200万円で同6・5%減となった。自動車生産台数が前期比で増加したことに加え、円安による為替の影響が寄与し増収。原材料・エネルギー価格高騰などの影響を受けて減益となった。
 24年3月期通期業績予想は、売上高が1044億円で前期比6・3%増、営業利益は34億円で同342・2%増、経常利益は44億円で同93・0%増、当期純利益は24億円で同13・8%増を見込んでいる。

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