横浜ゴムがタイヤ供給 ドリフト競技大会でロバンペラ選手に

2023年05月01日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは4月27日、5月20日~21日に福島県のエビスサーキット西コースで開催されるドリフト競技大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の第2戦に参戦する2022年WRC王者のカッレ・ロバンペラ選手に、グローバルフラッグシップブランド「ADVAN(アドバン)」のタイヤおよびホイールを供給すると発表した。
 ロバンペラ選手は「KR69 CUSCO Racing」から「Red Bull GR COROLLA」で参戦する。
 ロバンペラ選手はフィンランド人のラリードライバー。2020年からフル参戦を開始したWRCでは2021年にシーズン2勝でドライバー選手権4位にランクインすると、翌2022年には史上最年少記録となる22歳でドライバーズチャンピオンを獲得。
 8歳までにドリフト走行をマスターするなどドリフト競技への造詣も深く、ドリフトマスターズ・ヨーロッパ選手権にもスポット参戦している。
 今回同社が供給するのはドライグリップ、コントロール性、耐摩耗性能を高次元でバランスした最強のストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09(アドバン・ネオバ・エーディー・09)」とスポーツ系アルミホイール「ADVAN Racing RS-DF Progressive(アドバン・レーシング・アールエスディーエフ・プログレッシブ)」。
 高度なテクニックが求められるドリフト競技において、若き天才ドライバーとして世界中から注目を集めるロバンペラ選手を足元から支え、「アドバン」のブランド力向上と優れた性能の訴求を図る。
 「FDJ」は米国の「FORMULA DRIFT」のインターナショナルシリーズ。日本発祥のモータースポーツであるドリフト走行により競われ人気を博している「FORMULA DRIFT」を逆輸入するかたちで、2014年から開催されている。
 同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX 2023」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力である「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。
 その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。

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