新しい風を三ツ星ベルトに 三ツ星ベルトが入社式開催

2023年04月04日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルトは4月3日、2023年度入社式を開催し、池田浩社長があいさつを行った。
 池田社長は「当社は1919年にこの神戸の地で創業し、今年で 104年を迎える。社名の通り、創業時より、工業用ベル トの開発、 製造に取り組み、今では、この分野においては世界をリードする存在になることができた。現在では更 に、金属製品や、樹脂製品、建設資材、電子材料など、幅広 くあらゆる業種を対象とした、生産財のメーカーへと飛躍し ている」と述べ「われわれが置かれている状況は、2020年から始まったコロナウイルス感染の影響や、米中摩擦、 脱炭素社会への取り組み、又、ロシアによるウクライナへの侵攻は最たる例ではあるが、社会情勢は大変不安定で、 産業界においては自動車のEV化など、産業構造が新たな局面を迎えている」と現在の社会情勢について触れた。
 続いて、「このような環境の中で、変化にぶれない強い会社であり、 50年後、100年後も、持続可能な社会の実現に貢献でき る会社であり続けるには、当社が掲げている「人を想い、地 球を想う」と言う基本理念を大切にして、事業活動を進めて 行く必要がある。 当社は100年以上続いている長寿企業だが、 今現在、私たちが想像できないほどのものすごく速いスピ ードで社会構造が変化しようとしている。 ネット社会の進展、自動運転、キャッシュレス化など例をあげたらキリがない。 又、地球温暖化、環境破壊、人権侵害、ダイバーシティー 推進、貧困問題、教育問題など、企業として社会課題への取り組み姿勢が、会社への評価に直接つながるようになった。 昨今よく耳にしていると思うが、ESG経営を更に深く進めなければならない。このような社会で生き抜き、持続可能な会社として生き残るには、変化のスピードに後れをとらないように、日々会社 も変わっていかなければならない。過去の成功体験にとらわれず、事業運営や技術開発におい ても、大きな変革が求められる。これらをやり遂げるには、 本日入社して私たちの仲間になった皆さんの新しい感性や発想、そして皆さんの新しい風を、三ツ星ベルトに吹き込んでほしい」と新入社員に期待を込めた。
 また、池田社長は社会人の先輩として、7つのアドバイスを新入社員に送った。
 まず1つ目には「 挨拶は自分からする」ことを示した。「社会人になったら受身ではいけない。何事も積極的に動くようにしてほしい」と話した。
 2つ目は「人の話をよく聞く」ことを挙げた。「興味がないとか、関係がないとかで話を聞かないのはよくない。まずは、「人の話を聞く」という習慣をつけてほしい」と述べた。
 3つ目に挙げたのは「 間違ったり、失敗したら素直に謝る」ことだ。「まずは間違いを認めて、素直に謝ることが大切だ。そして、同じ間違いを繰り返さないようにしてほしい」と促した。
 4つ目には「身だしなみを整えること」を挙げた。「当社も服装の自由化が認められているが、ビジネスカジュアルが基本だ。第一印象はとても大切だ。だらしのないイメージを持たれないように、常日頃、身だしなみに気を配ってほしい」と説き、5つ目には「 仕事と自分の時間との、ON/OFFの切り替えをうまく行う」こととして「ストレスを溜めない工夫をしてほしい」と話した。6つ目には「 自分の意見をハッキリ述べる」ことを挙げた。「新しい考えや発想というのは大切で、会社もそういったものを求めている」と話し、7つ目のアドバイスには「体調管理に気をつける」ことを挙げ、「体調管理に気を付けてほしい。体調管理も重要なビジネススキルの一つだ。食事や軽い運動など、健康を保つように意識して、生活するようにしてほしい」と強調した。

 最後に池田社長は、「今日の新鮮な気持ちを忘れずに、元気に頑張ってほしい。これからも、社会に必要とされる、素晴らしい会社であり続けるために、共に頑張ろう。皆さんのこれからのご活躍を、心から楽しみにしている事を伝えて、私の入社歓迎の言葉とさせて頂く」とあいさつを締めくくった。

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