着実な成長を期待 住友ゴムが入社式開催

2023年04月04日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月3日、神戸市の本社と国内6社工場でのオンライン形式で2023年度入社式を開催した。新入社員は企画技術職(事務系、技術系)33名、実務職5名、技能系129名で、式には山本悟社長、井川潔執行役員人事総務本部長らが出席した。
 山本悟社長は新入社員を前に住友ゴムの一員として大切にしてほしいことと社会人として大切にしてほしいことの2つのテーマであいさつした。
 住友ゴムの一員として大切にしてほしいことでは、「当社の企業理念「Our Philosophy」は、世界中の住友ゴムグループで働く約4万人の社員が、同じ方向に向かって進んでいくために持つ共通の指針で、その中で軸となる存在意義・Purposeは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる」だ。私たち一人一人が力を発揮し、人・社会・未来を支える「最高の安心とヨロコビ」を作り出し、そして世の中へ提供することが住友ゴムの存在意義だ」と述べ、「今、私たちを取り巻く環境は大きく変化しており、どのような未来が訪れるかは不透明だ。変化の激しい環境の中だからこそ「ブレない共通の指針」として、「Our Philosophy」を大切にしてほしい」と話した。
 社会人として大切にしてほしいこととしては「素直な気持ち」と「一生懸命に努力する」と「熱い想い」の3つを新入社員に求めた。素直な気持ちでは、「誰にでも至らない点、未熟な点はあり、他人からアドバイスや指摘を受けることで気づくこともあるだろう。伸びていく若手を見ていると、素直な心を持って、人の意見や話をよく聞き、常に自らを振り返り、自分自身を見つめることが出来る人が多いように思う。素直な心でいると、同じような心を持った人が自然と集まり、協力者を得て物事がうまく運んでいく」と述べた。
 一生懸命に努力するでは、「努力は人を裏切らない」という言葉は私をいつも元気にしてくれる魔法の言葉だ。苦しい時も逃げずに一生懸命に努力し取り組むことで、必ず道は開ける。苦しんだ努力ほど、自分の力となって必ず蓄積されていく。しかしながら、本当に苦しい時が私もあった。そんな苦しい時に声をかけ、助けてくれたのが仲間だった。困った時も周囲の仲間を信じ、特に、ここに集まっている入社同期の仲間を大切してほしい」と述べた。
 熱い想いでは、「自分が成し遂げたい仕事や目標の達成に向けて取り組む「熱い想い」は周りの人に伝わり、周囲を巻き込むパワーを生む。達成しようという意思が強ければ強いほど成功の確率は高くなる」と述べた。
 山本社長は最後に、「皆さんは社会人としては1年生で真っ白な状態だ。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんな事でも吸収可能だ。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、「素直な気持ち」と「熱い想い」をもって、何事にも「一生懸命に努力」し、一歩一歩着実に成長してほしいと期待している」と挨拶を締めくくった。

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