インソールを開発、販売開始 豊田合成のFEELSOLE

2023年04月04日

ゴムタイムス社

 豊田合成は3月31日、薄くて柔らかいe―Rubberセンサ(ゴム製の圧力センサ)を靴の中敷き(インソール)に搭載することで、運動時の足裏の圧力データを取得できる「FEELSOLE(フィールソール)」を開発し、2023年4月から販売を開始すると発表した。

 FEELSOLEは、軽量で足裏の圧力の微妙な変化を精度よく計測できることに加え、大きな変形に対応する高い柔軟性を持つことが特長となっている。専用アプリと組み合わせることで、ゴルフスイング時の体重移動などを時系列で計測、スマートフォン上に色の濃淡(ヒートマップ)などで表示し、スイングフォームの改善などに活用できる。アプリで撮影した練習時の映像から、スイングのポイントとなるアドレスからフィニッシュまでの7つのポジションを自動検出し、実際の体重移動の変化を確認することができる。なお同社は、同製品について、ゴルフスクールへの販売を皮切りに、一般向けのお客様にも販売を拡大していく計画としている。

 また、同社は同技術について、スポーツ用途に加えて、企業や自治体、医療機関などとも連携して、足腰の衰えの早期発見(予防医療)など、ヘルスケア分野での活用も目指していくとしている。

 

FEELSOLE

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