パッケージ印刷向けインキ価格改定 DIC子会社、3月1日から

2023年02月27日

ゴムタイムス社

 DICの子会社であるDICグラフィックは、2月24日、主にパッケージ印刷向けに使用するグラビア・フレキソインキや食品用金属容器などに使用する塗料・インキ製品の白インキについて、2023年3月1日出荷分より価格改定することを決定したと発表した。
 価格改定幅は、グラビアインキ(白色)が30~50円/kg、フレキソインキ(白色)が30~50円/kg、ホワイトコーチング(製缶用塗料の白色)が30~50円/kg、金属インキ(白色)が30~50円/kgで改定時期は、2023年 3月 1日出荷分からとなる。
 印刷用白インキの主要原料である酸化チタンは、原料鉱石の世界的な需給逼迫などの影響で一昨年より大幅に価格が上昇しており、今後も更なる上昇が懸念されている。また、樹脂や顔料などの原料価格も高止まりしていることに加え、エネルギー価格の⾼騰によるユーティリティ費、物流費、容器費、設備保全などのコストも増加し続けている。
 DICグラフィックスでは、自助努力によるコスト増加分の吸収を続けてきたが、白インキについては既に限界を超えるレベルに達しており、このたびの価格改定を決定した。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー