増収するも31%減益 タキロンシーアイの4~12月期 

2023年02月21日

ゴムタイムス社

 タキロンシーアイの2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が1098億3200万円で前年同期比4・2%増、営業利益は47億4800万円で同31・6%減、経常利益は49億7500万円で同31・3%減、四半期純利益は29億700万円で同49・9%減となった。
 セグメント別では、建築資材事業の売上高は340億4500万円で同1・0%増、営業利益は19億7700万円で同10・9%減。住設建材事業は、建設資材や畜産飼料価格の高騰による設備投資減少の影響を受け、非住宅物件および畜産資材の販売が低調に推移したが、製品値上げに伴う売上高の増加やサイネージの需要回復もあり、事業全体では増収となった。床・建装事業は、床部門において、マンション改修物件への販売が引き続き順調に推移した。建装部門においては、海外市場の主力である欧州市場の減速、中国、アジアの回復遅れの影響が続き、事業全体の売上はほぼ前年並みの結果となった。
 環境資材事業セグメントの売上高は400億2100万円で同1・4%増、営業利益は6600万円で同94・2%減。アグリ事業は、原材料価格高騰を反映した価格改定による駆け込み需要も一段落したが、これまでの価格改定の効果もあり増収となった。インフラマテリアル事業は、業界全体に新型コロナウイルスによる土木工事の発注数の減少および工事の中断などの影響が継続しており、同社インフラマテリアル事業全体で大型受注案件の長期中断や工事計画自体の変更などの影響が継続したため、減収となった 。
 機能フィルム事業セグメントの売上高は177億4900万円で同11・7%増、営業利益は3億8500万円で同67・9%減。ボンセット事業は、シュリンクフィルムが販売面においては国内および欧州市場で堅調に推移し、北米市場における上期の原材料不足、流通在庫調整の影響により数量面では苦戦を強いられたものの製品値上げと円安により増収となった。サンジップ事業は、ジッパーテープが国内販売は堅調ながら、海外販売は上海ロックダウンにより2ヶ月間に亘る操業停止を余儀なくされた影響により減収となった。
 通期の連結業績予想は前回発表値を修正し、売上高が1450億円で前期比2・2%増、営業利益が59億円で同31・8%減、経常利益が61億円で同32・9%減、当期純利益は25億円で同62・5%減を見込んでいる。

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