デンカ、A-評価を保持 CDP気候変動で

2022年12月27日

ゴムタイムス社

 デンカは12月26日、12月13日に発表されたCDP2022のスコアにおいて、気候変動でAマイナス、水セキュリティでB評価を獲得したと発表した。 

 CDPは、2000年に世界の機関投資家が連携して設立した環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体。世界の主要企業に対して「気候変動」「水セキュリティ(水資源保護)」「フォレスト(森林保全)」に関する質問票を送付し、各企業の環境情報開示の透明性や経営の関与等を評価した結果をスコア付けして公表している。CDPは、全世界で13,000社以上の企業に対して、同プラットフォームを通じて環境情報の開示を推進している。

 要求される開示内容は、より詳細に具体性が求められ、年々その度合いが厳しくなってきている。より広範囲な環境側面に対するKPIの設定や、企業ガバナンスの高度化が求められる中、同社では気候変動はAマイナスを保持、水セキュリティではBの評価が得られた。

 同社は今後、気候変動に対しては、より踏み込んだKPIの設定や具体的なリスクと機会の深耕、水セキュリティにおいては、水の管理を高度化し、企業活動が水資源に与える影響をより精緻に把握、影響の極小化に資するなどの改善を図りながら、引き続き、適切な環境情報の開示に取り組むとしている。

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