2023年年頭にあたって ゴムタイムス社

2023年01月01日

ゴムタイムス社

 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。昨年中はご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年を振り返りますと、国内外ともに引き続き新型コロナウィルスに翻弄された年でした。また、2月にロシア軍によるウクライナ侵攻は国際社会に大きな衝撃を与えました。これを受け、エネルギー価格は世界的な高騰が続いています。資源の多くを輸入に頼る日本ではその影響が避けられず、ゴム産業も主原料や資材価格の高騰を起因とした価格改定の動きが一段と加速した年でした。ただ、価格改定を上回る原材料価格の高騰が続いているため、ゴム企業の多くは利益の減少に苦しんでいるのが実情です。また、一部のゴム原料や副資材などでは供給制約も発生し、ゴム企業の生産活動にも影響が生じました。
 なお、上昇を続けてきた原材料価格はここにきて一服感も見られますが、エネルギー価格の上昇は不可避であり、今年もコスト高に悩む1年となりそうです。
 一方、今年のゴム産業を展望すると、世界の半導体需給は緩和の方向にあり、ゴム産業の主要業界である自動車の生産台数は前年を上回ると予測されます。ただ、米国や欧州では景気の減速懸念が漂い始め、景気の先行きに対する不透明感は増しています。
 その中で、日本ゴム工業会は昨年1月「2050年のカーボンニュートラルに向けた長期ビジョン」を策定し、ゴム業界として2050年までに生産段階でCO2排出量を実質ゼロとする削減対策を実施する方針を打ち出しました。ゴム産業を取り巻く環境変化に対し、事業を変革することが今年も求められるでしょう。
 さて今年は卯年。株式相場では「卯は跳ねる」という格言があります。 ゴム業界にとって今年は、新時代に向けて果敢に挑み、跳ねる年になることを期待しています。
 最後に、弊社は報道機関の一端を担う立場として、今年も正確で迅速な情報提供を肝に銘じ、ゴム・樹脂業界の健全な発展に微力を傾注する所存です。今年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

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