増収も原材料高響き減益 西川ゴムの4~9月期

2022年11月10日

ゴムタイムス社

西川ゴム工業の2023年3月期第2四半期連結決算は、売上高が461億3700万円で同12・7%増、営業損失が10億100万円(前年同期は19億4000万円の利益)、経常利益が9200万円で同96・2%減、四半期純損失が2700万円(前年同期は11億5500万円の利益)となった。
 セグメント別にみると、日本の売上高は225億5000万円で同7・8%増、営業損失は3800万円(前年同期は2億6800万円の利益)となった。自動車生産台数が増加し増収となったが、原材料、輸送コスト、エネルギー価格高騰などの影響を受けて減益となった。
 北米の売上高は149億8800万円で同25・8%増、営業損失は17億8400万円(前年同期は2億1700万円の損失)となった。自動車生産台数が増加したことに加え、円安による為替の影響が寄与し増収。一方、原材料・エネルギー価格高騰および要員不足に伴う追加臨時コストの増加などの影響を受けて減益となった。
 東アジアの売上高は71億5400万円で同7・3%増、営業利益は2億円で同75・8%減となった。自動車生産台数の増加に加え、円安による為替の影響が寄与し増収となったが、、ゼロコロナ政策などの影響を受けて減益となった。
 東南アジアの売上高は48億700万円で同8・2%増、営業利益は5億9200万円で同47・0%減。自動車生産台数の増加に加え、円安による為替の影響が寄与したが、原材料・エネルギー価格高騰などの影響を受けた。
 23年3月期通期の連結業績予想は、直近公表の数値を修正した。売上高が992億円(前回発表は965億円)で同17・4%増、営業利益が1億円(前回発表は13億円)で同96・0%減、経常利益が8億円(前回発表は21億円)で同77・8%減、四半期純利益が6億円(前回発表は9億円)で同71・5%減を予想している。

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