ゴム薬品は1・7%減収 川口化学の12~8月期

2022年10月07日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2022年11月期第3四半期連結決算は、売上高が60億8600万円で前年同期比5・6%増、営業利益は3億3100万円で同4・5%減、経常利益は3億4400万円で同1・1%減、四半期純利益は2億6500万円で同2・3%増となった。化学工業薬品事業の売上高は60億5700万円で同5・6%増、営業利益は3億800万円で同4・8%減となった。
 ゴム薬品の売上高は34億100万円で同1・7%減。ゴム薬品の分野では、国内の工業用品向け製品は、自動車関連産業の世界的な半導体不足、新型コロナウイルス感染症の再拡大による減産の影響を強く受け、自動車部品関連向け製品の売上が減少した。一方、主要老化防止剤はスポット需要に迅速に対応した結果、売上を増やした。
 医療用ゴム用途製品は、特需が一段落し販売が減少、売上は前年同期を下回った。その結果、新規販売、シェア拡大により販売を伸ばした品目も多くあったが国内全体では販売が減少し前年同期を下回る結果となった。
 タイヤ向け製品は顧客の稼働が堅調に推移し、売上が前年同期を上回った。合成ゴム向けは製品の販売は前年を上回ったが、世界的なサプライチェーン混乱の影響で一部製品の販売が減少し、売上が前年同期を下回った。
 海外向けは、自動車産業の減産影響を強く受け、自動車部品用途、タイヤ用途向け製品の販売が減少、医療用ゴム用途製品は売上が減少した。
 樹脂薬品部門合計の売上高は8億2400万円で同35・3%増。樹脂薬品の分野は、国内向けでは主要顧客であるアクリル酸・アクリル酸エステルの需要の変化に柔軟に
対応し、主要製品の重合防止剤の販売が増加。海外向けは新規獲得した顧客への重合防止剤の販売を伸ばした。電子材料関連への販売も増加し、売上は前年同期を上回った。
 中間体の売上高は8億3900万円で同9・1%増となった。中間体では、農薬中間体は、販売が好調に推移し売上が前年同期を大きく上回った。医薬中間体は、需要増に対応し販売を伸ばした医療用途脱水縮合剤もあったが、全体では売上が前年同期を下回った。界面活性剤中間体は、需要が低調に推移したことで売上は前年同期を下回った。
 環境用薬剤合計の売上高は9億9100万円で同10・9%増となった。
レンズ用途向け特殊添加剤は需要増に対応し売上を増やした。新規用途向けは、当社が得意とする合成技術を基盤とする製品の販売に注力し売上を伸ばした。

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