車減産響き日本は減収減益 西川ゴム工業の4~6月期

2022年08月16日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の23年3月期第1四半期連結決算は、売上高が224億7800万円で前年同期比0・8%増、営業損失が3億7900万円(前年同期は営業利益17億9600万円)、経常利益が4億5000万円で同76・6%減、四半期純利益が2億5300万円で同71・2%減となった。
 セグメント別では、日本の売上高は102億8800万円で同12・2%減、営業損失は5億7300万円(前年同期は5億6200万円の利益)となった。自動車生産台数が前年同期比で減少したことなどにより減収減益となった。
 北米の売上高は73億100万円で同19・8%増、営業損失は5億1000万円(前年同期は100万円の損失)となった。自動車生産台数は前年同期比で減少したものの、為替の影響などにより増収。利益面は為替の影響に加え、原材料の高騰および深刻化する労務費の増加等により営業損失となった。
 東アジアの売上高は39億2300万円で同15・3%増、営業利益は4億円で同22・5%減となった。自動車生産台数が前年同期比で増加し、また為替の影響などにより増収。一方、原材料の高騰および労務費の増加などにより減益となった。
 東南アジアの売上高は23億5700万円で同9・0%減、営業利益は2億9200万円で同60・0%減となった。自動車生産台数は前年同期比で増加したが、受注車種の影響などにより減収。営業利益は原材料の高騰などで減益となった。
 23年3月期通期の業績予想は、売上高は965億円で前期比14・2%増、営業利益は13億円で同47・4%減、経常利益は21億円で同41・6%減、当期純利益は9億円で同57・3%減を見込んでいる。

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