産業用品事業は増収減益 オカモトの4~6月期

2022年08月18日

ゴムタイムス社

 オカモトの2023年3月期第1四半期連結決算は売上高は224億9600万円で前年同期比1・7%増、営業利益は18億1200万円で同28・4%減、経常利益は25億6300万円で同13・8%減、当期純利益は16億2600万円で同11・2%減となった。

 産業用品事業の売上高は146億6800万円で同4・4%増、セグメント利益は29億500万円で同69・6%減となった。

 一般用フイルムは市況低迷が継続し前年並みとなった。工業用フイルムは半導体不足の影響を受け市況が低迷し売上減となった。建材用フイルムは堅調に推移し売上増となった。多層フイルムは工業用の需要が減少し売上減となった。自動車内装材は上海ロックダウン等による自動車部品供給問題による自動車メーカーの生産台数計画未達の影響により売上減となった。粘着テープは包装用テープの販売が堅調に推移し売上増となった。工業テープは電材用及び車輌用の需要が堅調で売上増となった。

 生活用品事業の売上高は77億7500万円で同2・8%減、セグメント利益は19億6500万円で同1・1%減となった。

 コンドームはドラッグストア及びコンビニエンスストア等の市況が回復傾向にあり、新製品の発売効果もあり売上増となった。また、海外向けも引き続き好調で売上増となった。除湿剤は、梅雨時期の少雨に加え短期間での梅雨明けにより売上減となった。手袋は家庭用の新規採用及び使い切り手袋が堅調で売上増となった。医療用・産業用は前年の感染症対策需要からの反動により売上減となった。

 23年3月期通期業績予想は前回発表から変更はなく、売上高は920億円で前期比2・7%増、営業利益は65億円で同13・8%減、経常利益は74億円で同20・5%減、当期純利益は47億円で同15・7%減を見込んでいる。

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