医療機器事業は増収も赤字に 不二ラテックス4~6月期

2022年08月08日

ゴムタイムス社

 不二ラテックスの2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が21億300万円と前年同期比1・1%増、営業利益は1億9400万円で同19・1%減、経常利益は1億8400万円で同16・2%減、四半期純利益は1億3000万円で同15・2%減となった。

 セグメント別では、医療機器事業の売上高は6億2500万円で同14・8%増、セグメント損益は主にコンドーム在庫の洗替評価実施に伴う原価増要因により1000万円の損失(前年同期は1900万円の損失)となった。
 主力のコンドームは海外向けが伸びたほか、新素材コンドームSKYNの売上が好調に推移した。また、メディカル製品は欧州向けの販売が好調で事業売上を牽引した。利益面では不採算製品の見直し、生産歩留まりの向上、販売費節減へ継続的に取り組み一定の成果がみられた。
 精密機器事業の売上高は13億900万円で同7・0%減、セグメント利益は2億9300万円で同19・7%減となった。精密機器事業は前期が非常に好調だったこともあり減収。半導体不足や中国のロックダウンの影響による世界的な設備投資停滞傾向や一般産業機械市場の低迷が背景にあるが、世界的な供給制約問題に端を発するサプライチェーンや納期問題を受けて、受注自体は依然高水準で推移している。
 SP事業の売上高は1億円で同30・6%増、セグメント利益は300万円の利益(前年同四半期は200万円の損失)となった。前年同様、新型コロナウイルスの影響は屋外利用を想定した販促市場向けで残るものの、主力取引先での需要回復や新商品の投入効果もあり、主力品のゴム風船及びフィルムバルーンの売上が好調に推移した。
 2023年通期業績予想は売上高は81億円で前期比0・6%減、営業利益は5億円で同5・5%減、経常利益は4億6000万円で同5・4%減、当期純利益は3億2000万円で(前年同期は1億4200万円の損失)を見込んでいる。

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