コンドーム特集 インバウンド需要は激減 性感染症予防の普及活動に力 

2022年08月08日

ゴムタイムス社

 コンドームは、避妊および性感染症予防の補助として効果効能がある。薬事法では管理医療機器に分類され、厚生労働省から製造業許可を受けて生産される医療機器となっている。
 コンドームの素材としては、ラテックス製、ポリウレタン製、イソプレンゴム製に分類される。ゴム製のコンドームが出現する以前(1840年代前半まで)は絹、麻、魚の浮き袋、羊の腸などが使われていた。その中で、海外では1844年に英国ハンコック・米国グッドイヤーがゴム製コンドームの原型を開発し、1920年代には英国のダンロップがラテックス製ゴムを開発した。一方、日本では1930年代前半にオカモトや相模ゴム工業が現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームを開発した。
 現在、日本コンドーム工業会に加盟する企業は、オカモト、相模ゴム工業、サックス、ジェクス、中西ゴム工業、不二ラテックス、山下ラテックス工業、レキットベンキーザー・ジャパンの8社。海外では、

全文:約2241文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー