防振・ホース事業は増収も減益 フコクの4~6月期

2022年08月01日

ゴムタイムス社

 フコクの23年3月期第1四半期連結決算は、売上高が193億8900万円で前年同期比2・2%増、営業利益は4億4700万円で同66・6%減、経常利益は10億8000万円で同22・6%減、当期純利益は8億6100万円で同0・6%減となった。

 セグメント別に見ると、機能品事業は半導体不足に起因する自動車メーカーの生産調整が影響して、売上高は78億9300万円で同10・1%減、セグメント利益は原材料価格の上昇と輸送費の高騰の影響が大きく、7億4400万円で同41・2%減となった。

 防振事業では建設機械向けの受注が好調だったことから、売上高は80億8000万円で同13・7%増。セグメント利益は金具鋼材費高騰の影響を受け、2億7800万円で同44・9%減となった。

 金属加工事業の売上高は15億7600万円で同20・3%増、セグメント損失は200万円の損失(前年同期は1300万円の損失)となった。セグメント損失については合理化推進努力の効果と金具鋼材費の売価反映の効果により改善傾向となった。

 ホース事業は受注が好調だったことから、売上高は12億3900万円で同3・3%増、セグメント利益は原材料価格の上昇の影響を受けて、3400万円で同62・7%減となった。

 23年3月期通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は770億円で同7・7%増、営業利益は37億円で同111・5%増、経常利益38億円で同50・6%増、当期純利益は27億円で同29・5%増を見込んでいる。

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