横浜ゴム、5月にイベント実施 天然ゴムサプライヤーと交流

2022年07月22日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは7月21日、シンガポールの子会社Yokohama Rubber Singaporeとの共催で、天然ゴムの持続可能な調達を目指す取り組みの一環として、2022年5月に天然ゴムサプライヤーとの交流と問題意識共有のためのイベント「サプライヤーズデー」を開催したと発表した。同イベントの開催は2016年、2018年に続き3回目となる。

 新型コロナウイルス感染症対策の観点からオンライン開催となった今年は、天然ゴムの主要な原産国であるタイやインドネシアをはじめ7ヶ国から天然ゴムの生産者や商社など35社、76工場、計180名の参加があった。ESG中期計画の環境面に関する計画や今年4月に策定した人権方針について説明するとともに、同社の「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づいた具体的な取り組みへの協力依頼などサプライヤーとの共通理解を深めたほか、山石昌孝同社代表取締役社長からの感謝のメッセージや、貢献のあったサプライヤーへの表彰が行われ、パートナーシップの強化が図られた。また、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)のStefano Savi代表(Director)からも同イベントの開催を祝うビデオメッセージが贈られた。

 同社は、GPSNRに創設メンバーとして参画するとともに、2021年9月には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNRの活動との連携を強めている。「サプライヤーズデー」は同方針に掲げられた「サプライヤー様とのコミュニケーション」を反映したもので、今後も活動指標に沿った取り組みを実施し、公表していく。また、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に取り組んでおり、その一環として天然ゴムをはじめとしたサステナブルな原料調達に向けた活動を推進している。

 同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を進めていくとしている。

 

サプライヤー表彰受賞者に授与したトロフィー

サプライヤー表彰受賞者に授与したトロフィー

 

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