クラレ、アンケート結果発表 小6「将来就きたい職業」

2022年07月08日

ゴムタイムス社

 クラレは7月7日、今春小学校を卒業した子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査したと発表した。

 アンケートの調査対象は使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る当社の社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンに協力した子供とその親で、2022年1月中旬~3月中旬に実施した。有効回答は男の子とその親各が518名、女の子とその親が各629名。

 男の子の将来就きたい職業は、「スポーツ選手」が3年連続で1位だった。内訳を見ると、サッカーが37・1%(昨年44・7%)、野球が29・5%(昨年23・5%)で、両者の差が10ポイント以上縮まる結果となった。eスポーツは、2年連続で3位となり、子どもが憧れるスポーツに定着してきたと言えそうだ。「ゲームクリエイター」が2位に入り、過去最高順位となった。コロナ禍でのゲーム需要拡大やeスポーツの人気に加え、プログラミング教育が一般化する中、ゲームの制作という仕事に関心が高まっているようだ。昨年9位だった「エンジニア」は、今年5位に順位を戻した。システムエンジニアのほか、ロボット技術者などの回答が見られた。7位「建築家」は「スポーツ選手」に次ぐ伸び率で、昨年の20位から大幅に順位を上げました。

 女の子の将来就きたい職業は、「漫画家・イラストレーター」が、調査開始以来、初の1位となった。内訳を見ると、8割がイラストレーターと回答。日本発のポップカルチャー界で活躍するイラストレーターは絵師とも呼ばれ、SNSやネット、ゲームなどで作品に触れる機会が多いデジタルネイティブな子どもたちにとって、憧れの存在となっているようだ。 昨年は20位外だった「スポーツ選手」が12位に復帰した。内訳は、サッカーやバスケットボールなど。世界を舞台に活躍する10代アスリートの活躍も増え、男の子同様、関心が高まっている。

 男の子の親が子どもに就かせたい職業は、昨年と同じく「公務員」がトップで、4年連続で比率を上げている。

 女の子の親が就かせたい職業は「公務員」がトップとなった。そのほか、2位「看護師」、3位「薬剤師」、4位「医療関係」といった医療職も、昨年に続き上位となっている。

男の子の「スポーツ選手」内訳

女の子の「漫画家・イラストレーター」内訳

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