合成ゴム特集 日本ゼオン ゼットポールの需要が旺盛 高岡工場で23年から能増へ

2022年05月24日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンの中計のテーマのひとつに既存事業を『磨き上げる』があり、エラストマー事業部は「差別化製品の強化」や「各生産ラインの効率化」のコンセプトで、資源や設備の利用効率を向上し、持続的可能性を追求していく。

 21年度のエラストマー事業部の需要動向を振り返ると、半導体不足で自動車生産台数が減少するなか、合成ゴムの需要は旺盛だった。汎用ゴムは新車の生産台数は落ちているものの、中古車の需要やコロナ禍の特需も含め堅調に推移。特殊ゴムも自動車生産の減産の影響は受けずに、伸長したという。その要因として、「海外のサプライヤーの代替えや在庫の積み増しなどの需要がタイトだった」(同社)と捉えている。一方、ラテックスも

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